山口県産の木材を使うこと
多くの森林に囲まれた山口県において、木材の有効利用を促進させることは、林業をはじめとした地域活性化に繋がることだと考えております。輸入木材が大量に消費されている中、国産の木の良さや価値を再発見させるには良い製品を作ってユーザーの皆さんに触れていただける機会を数多く作る必要があります。また県や市が力を入れている「自転車を通したまちづくり」という観点からも、木製のバイクスタンドを通して、山口県産の椎の木の良さを感じていただければと思っております。
Our Story
shiid｛椎×design｝とは
現在、山口県内の土地の多くを占めている森林が本格的な伐期を迎えており、木材の利活用が喫緊の課題となっております。この課題の回答のひとつとして、「県産材を利活用したものづくり」があります。一方で山口県内では近年、自転車イベントが数多く開催されており、専用道路やサイクルエイドステーションの整備等が「自転車を通したまちづくり」として進められている側面があります。この「木製バイクスタンド」はそうした「県産材を利活用したものづくり」と「自転車を通したまちづくり」を繋げる製品として設計致しました。
本製品は、金物を除き県産材の椎（シイ）の木で設計・製作されており、椎の木は全国的に見ても離島を除くと「山口県西部の山陰に最も多く自生している広葉樹」になります。椎には「硬さは杉の3倍、ナラの1.6倍ほど」で、比較的「傷がつきにくい」という特徴があり、バイクスタンドのように外部使用が前提で、ある程度強度を必要としているものに向いていると考えました。本製品を通して山口県内のサイクルイベントやサイクリストの方々に使って頂くだけではなく、全国のサイクリストの方々に山口県や椎の木のことを今まで以上に知って頂く・触れていただくきっかけになればと願っております。
